水虫の潜伏期間は?感染までの時間
水虫の潜伏期間とは?
白癬菌に触れても、すぐに水虫になるわけではありませんし、必ず水虫に感染するわけでもありません。感染成立までにはある程度の時間が必要です。
触れてから、水虫感染成立までの時間をさして、潜伏期間と言う人もいますが、この場合、潜伏期間という言葉は正しくありません。
潜伏期間は、感染してから症状が現れるまでの期間を指します。もう感染してしまっているので、いずれ症状が現れるのですが、それまでどれくらいの時間がかかるのかというもので、水虫については、感染から発症までの期間は明らかではありません。
水虫で、潜伏期間と称して皆さんが気にするのは、触れてから感染が成立するまでの期間では無いでしょうか?
病原体が体に付着することを「汚染」といいます。この時点ではまだ病気に感染はしていません。
「汚染」の状態が続く、もしくは汚染した部位が口や傷口に入るなどして病原体が侵入、体に定着した状態が「感染」です。
感染となるまでは時間がかかるので、汚染されても、感染させなければ水虫にはなりません。
水虫の「汚染」から「感染」までの時間
では水虫が感染するまでの時間はどれくらいでしょうか?
一般的な水虫の場合、感染成立までの時間は24時間~48時間です。
たとえ白癬菌が体に付着したとしても、この時間の間に洗い流せば感染はしません。個人差、温度や湿度などの外部環境、靴を履いているかなどの生活スタイルによって白癬菌の活性が異なるので、時間に幅はあります。
それでも、24時間あるということは、毎日お風呂で洗い流していればそう簡単には感染しないことがわかります。