世界の水虫患者の分布。世界一の水虫国は?
日本は水虫が多い国
水虫は高温多湿な環境を好みます。高温多湿な環境というのは、気候の面だけでなく、白癬菌の周囲を高温多湿にする生活スタイルも含みます。
そのため、気候が高温多湿で、靴やブーツをよく使用する国では水虫が発生しやすくなります。
まさに日本はこの条件に当てはまります。
そのため、現在では日本人の5人に1人、約2割もの人が水虫に感染しています。
世界の水虫事情。世界一の水虫国は?
では日本が世界一の水虫国かといえば、そうではありません。最も多いと考えられているのは香港。香港は日本以上に高温多湿であり、靴を使用する文化が築かれました。
そのため約7割もの人が水虫に感染しているといわれています。
靴を脱がない欧米ではどうでしょう?
欧米にも水虫はありますが、アジアほど高温多湿な気候ではないため多くはありません。
ちなみに、スポーツ選手によく見られる病気だということから水虫のことは英語でathlete's foot(スポーツ選手の足)と言われます。靴を履いて運動すれば、足が蒸れやすいので、さすがに欧米でも発症するということでしょう。
日本で靴を履くスポーツをしている人は、水虫に要注意ということですね。