水虫という名前の由来は?
水の中の虫?
水虫に最初に感染した日本人は?でも触れましたが、水虫は田んぼで耕作をしている人の足によく見られたことから、水の中にいる虫に刺されることで発症すると考えられていました。
そこから、水の虫で水虫という名前がついたという説があります。
英語ではathlete's foot(運動選手の足)といいます。
欧米は湿度が低いため、水虫はそれほど多くありません。しかし、運動選手のようにずっと靴をはいて体を動かしていると靴の中は高温多湿になり、水虫が発症しやすくなります。
そのため、運動選手の足に見られる病気ということでathlete's footと呼ばれるようになりました。
足以外の水虫
水虫と見た同じような病気に田虫(タムシ)、陰金(インキン)、などがあります。これらも水虫と同じ白癬菌による感染症です。発症した部位によって名前が違うだけなので、これらは足以外にできた水虫といえます。
ちなみに、手、足、頭、太股、陰部を除く皮膚で発症したものを田虫(タムシ)と呼び、太股の内側や陰部で発症したもの陰金(インキン)と呼びます。
頭で発症したものは白雲(シラクモ)と呼びます。