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第三世代抗真菌薬とは?

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効き目が強い第三世代

現在水虫薬の主力といえるのは第三世代の抗真菌薬を使用した水虫薬です。この第三世代とは何でしょうか?

1980年代に臨床の現場に登場した、比較的新しいタイプの抗菌剤で、それ以前の第二世代といわれるものより基本的には効き目が強いです。

第三世代に分類される水虫薬の成分は

です。(各成分の効果について、詳しくは薬の有効成分比較をご覧ください。)

ラノコナゾールは2006年に、ルリコナゾール、ラノコナゾール以外は2002年のスイッチOTCで市販薬でも使用できるようになった成分です。(ルリコナゾールは医療用で市販薬では使用できません。)

かゆみ止めは2008年から

第三世代が市販薬で使用できるようになったのなら、ほかの成分の水虫薬はなくなりそうですが、そうでもありません。理由はいろいろありますが、その一つとして、かゆみ止めが許可されたのが2008年と比較的新しいことにあります。

2002年から複数の第三世代抗真菌薬を使った市販水虫薬の販売が可能になりました。しかしこの当時はかゆみ止めなどの成分が入っていませんでした。

かゆみ止めを加えた薬が販売されたのは2008年から。ブテナロック、ラミシール、ダマリングランデなどがこの年にかゆみ止めを加えた第三世代の水虫薬として販売を承認されました。

「第三世代抗真菌薬+かゆみ止め」という薬は比較的新しいジャンルにあたります。

2008年以降は第三世代抗真菌薬を使用した水虫薬のほとんどがかゆみ止め追加したので、種類は豊富になりました。

ラノコナゾール+かゆみ止めは少ない

2006年に市販薬での使用が許可されたラノコナゾール。MICが市販薬ではきわめて低い強力な成分ですが、かゆみ止めを併用した薬は2010年まではありませんでした。

2011年に販売されたピロエースZクリームがラノコナゾール+かゆみ止めの構成になっています。このタイプはまだまだ少ないですね。

水虫薬の比較・解説について詳しくは「おすすめ水虫薬の比較」をご覧ください。

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