白癬菌の寿命・体外で生きる期間は?
白癬菌は体の外・垢の中で生き続けます
バスマット(お風呂の足ふきマット)などから感染することからも明らかなとおり、水虫の原因菌である白癬菌は人体の外でもある程度生存し続けます。
バスマットのような濡れたところでなくとも、人体から落ちた皮膚(垢)の中でも生存可能です。
生存期間はおよそ1週間といわれています。
ただしこの生存期間は環境によって大きく変わり、湿度・温度が十分にある夏場のほうが乾燥した冬場より長く生き続けます。
水虫薬を塗っているのなら、垢として落ちる皮膚表層の白癬菌は殺菌されているので、垢や落ちた皮膚から家族に感染する心配はいらないでしょう。
また、白癬菌は感染力は弱いので、床に落ちた程度の垢はそれほど心配しなくても良いと考えられています。(感染力の強い、トンズラスは別です。トンズラスについては新型水虫、トリコフィトン・トンズラスとは?をご覧ください。)
バスマットは常に水分を含んでおり白癬菌の生育に適した環境にある上、濡れているので垢などが肌に付着しやすいので、バスマットだけは注意が必要です。
水虫患者の人とバスマットだけは共有しないで、使用後は必ず洗いましょう。感染防止について詳しくは家族への感染防止をご覧ください。