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水虫ではない水泡(水疱)の治し方

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水虫でなくとも水泡(水疱)はできる

困ったことに水虫でなくともブツブツとした水泡・水ぶくれが足にできることがあります。水虫以外の足の皮膚病や、水虫とは限らない足の水泡!で詳しく書きましたが、湿疹、かぶれなどで水泡はできます。

しかも、足が蒸れる夏にできやすいです。

水虫薬を1ヶ月以上使っているけど改善の傾向が見られない場合、水虫以外の原因を考えたほうが良いでしょう。

治療は簡単

汗疱(かんぽう)など、治療が困難な場合もありますが、足を清潔にすることで改善する場合が多いです。

皮膚科を受診して白癬菌が見つからなかった場合でも、まずは足を清潔にし、殺菌効果のある塗り薬を処方されるのが基本です。これで改善しなかったらさらに別の要因を考える、という順序ですね。

薬用石鹸で洗浄

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「清潔にと言われても、毎日石鹸で洗っているよ」
という人もいるでしょう。しかし皮膚科では石鹸より殺菌効果の高い薬用石鹸を使用するようにすすめられます。

薬などを使わなくても薬用石鹸での洗浄だけで改善する場合もあります。

薬を併用すれば水泡はすぐに治る場合が多いので、簡単に使え保管も容易なチューブタイプのブテナロックソープがお勧めです。固形の薬用石鹸だと特有のにおいが強く、治療後の保管が面倒なのですぐに治ると思われる水疱には不向きだと思います。

薬で殺菌

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皮膚の薬で殺菌しましょう。水虫薬は白癬菌に対して有効ですが、白癬菌以外が原因となれば薬を変える要があります。皮膚科でも白癬菌が見つからなければ後は菌を特定せず殺菌効果のある薬をまず処方します。菌を特定していたら時間がかかりすぎますから・・。(白癬菌は顕微鏡で観察すれば有無がすぐわかります。)

ドルマイシンは”とびひ”や化膿症、伝染性皮膚炎、皮膚潰瘍など、皮膚の感染症、と幅広く対応できる薬なので一家に一本、常備しておいて損はありません。

皮膚の塗り薬の中には抗炎症作用をもつ副腎皮質ステロイドを配合したものもありますが、ステロイドの長期使用は体に悪影響を及ぼしますし、感染症に対する炎症は免疫応答ですので、抑えるべきかは症状によって異なります。

通常は抗炎症薬を含まない、ドルマイシンがお勧めです。

日ごろから蒸れないように

水虫の対策と同じですが、日ごろから足が蒸れないように配慮しましょう。
家では靴下を脱ぐ、日中もなるべく靴を脱ぐ、5本指の靴下を履く、靴は1日休ませ乾燥させるなど蒸れを防ぎ菌の増殖を抑えましょう。

アルコール消毒も有効

殺菌は塗り薬で行うのが一番いいですが消毒薬でも殺菌はできます。とくにアルコールは手の殺菌にも使えるので汎用性、安全性ともに優れていておすすめです。購入するならスプレータイプが便利です。

靴下を履く前と就寝前に殺菌用アルコールを足にスプレーすることで足の水泡が治った例もあります。

手元に殺菌用アルコールがあるのならスプレーに入れて試してみてもいいですね。

ただし、アルコールは脱脂作用があり肌が弱い人はケアが必要です。私も1週間ほどアルコールを使い続けると肌が荒れてきます。

肌を守るために、アルコールが乾いた後、保湿クリームでケアすることをお忘れなく。

ケアについて詳しくは、治療後のケアをご覧ください。

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