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水虫で履いた靴は捨てるべき?殺菌・消毒・洗浄方法は

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水虫の足で履いた靴は捨てるべきか?

水虫の足で履いた靴、これを履くのには勇気が必要です。特に感知した後はなおさら。靴のために再発したのでは今までの苦労が水の泡。

靴は捨てるべきでしょうか?

まず、靴下を必ず使用して履いていたのであれば捨てる必要はないです。安全のため洗浄はおすすめしますが(洗浄方法は後述)、洗いさえすればまず大丈夫でしょう。

裸足で履いていた場合、これもしっかり洗えば安全性は高いですが、安いものなど、あきらめられるものであれば捨てたほうが安全でしょう。

水虫治療には時間もお金も必要ですからね。安い靴にこだわると、治療費のほうが高くついてしまうでしょう。

”裸足で履いた靴だけど、高級品だし気に入っているからあきらめられない”
しかも
”革靴だから洗えない”

こんなケースが一番難しいです。石田純一みたいな履き方ですね。
どうしてもあきらめられないうえに洗えないのなら消毒でしょう。

水虫で履いた靴の洗浄方法(洗い方と乾燥)

家族への感染防止でも書いたとおり、洗濯洗剤で洗ってすすいだものは基本的に安全です。それでだめなら毎日新品の靴下をはかないと水虫が治らないことになります。

毎日新品の靴下・・そんなことはありませんよね。わたしも洗った靴下を着用して、水虫は完治してます。
なので、靴を洗う場合も洗濯洗剤を使いましょう。石鹸では洗浄力が弱いのでだめですよ。

安全にこだわるなら逆性石鹸で洗うとよいでしょう。ただし、水虫に消毒薬・殺菌剤は効くのか?で書いたとおり、長時間浸す必要があります。

洗剤の場合でもしっかり時間をかけて洗いましょう。洗剤をつけて10分ぐらいおくと汚れが分解されます。靴を濡らして、洗剤を全体にいきわたらせてからのつけ置きがおすすめです。

そして、念入りにすすぎます。白癬菌、角質、脂質をきれいに洗い流しましょう。

洗ったらしっかり乾燥です。

日光にあてて乾燥させるのがよいでしょうが、日光にそれほどこだわる必要はないでしょう。日光が靴内部まで十分に届くか、難しいところですし。

陰干しでもいいので、”しっかり乾燥させる”、これが大事です。

さらに気をつけるなら、紫外線による除菌機能のある乾燥機で乾燥する、これがベストです。

靴乾燥機の中には紫外線で除菌してくれるものがあります。紫外線は真菌類にも有効ですのでこういったものを利用して乾燥させれば効果的です。(ただし、この乾燥機だけで殺菌と言うのはおすすめしません。理由は後述します。)

洗濯洗剤や逆性石鹸で、時間をかけて洗い、しっかりすすぎ、紫外線除菌の乾燥機で乾燥。ここまですれば間違いなく安全でしょう。

裸足ではいていた場合は捨てたほうが安全ですが、どうしてもはきたいなら洗浄・乾燥から1週間待ちましょう。栄養分が無い状態では白癬菌は1週間で死滅するので、安全のためその期間を確保しましょう。しっかり洗浄・乾燥させることが大前提ですよ。

靴の殺菌・消毒方法

靴が洗えない、そうなると殺菌するしかありません。

水虫に消毒薬・殺菌剤は効くのか?で書いてますが、いくつかの消毒液は有効です。しかし

こうなると、入手できてある程度有効といえるのはアルコール類です。10分ほどアルコールに浸すことで殺菌効果が得られます。
アルコールで湿らせた布で拭いて10分放置しても浸したことにはなりませんので注意です。アルコールはすぐに蒸発してしまいます。10分間、アルコールでしっかり濡れた状態を保つようにしましょう。

また脂質も溶かすので革製品は傷むでしょう。

薬剤による消毒・殺菌はどれも靴に優しいとはいえませんので、行う場合はその点を考慮しましょう。

上述のとおり、紫外線でも真菌類は除菌できます。

しかし、わたしは紫外線のみで靴を除菌することはおすすめしません。大量に角質・皮質が付着してる場合、紫外線の効果が十分に得られないことが考えられるためです。

院内のスリッパなど、一回履くたびに紫外線で除菌しているなら大丈夫でしょう。しかし何度も裸足で履いて、脂質・角質などの垢が厚く靴内についている場合、そのすべてを除菌できるのか?疑問が残ります。

紫外線に限らず薬剤での消毒をする場合も、まず内部の汚れをきれいにふき取りましょう。

汚れをふき取る場合、アルコールがおすすめです。これは消毒の意味もありますが、それ以上に汚れがよく取れるからです。

先ほども書きましたが、アルコールは油を溶かすので脂質を含む汚れを取り除くのに最適です。そして使うならアルコールのウェットティッシュより、消毒用のアルコール(エタノール)がおすすめです。

ウェットティッシュとはアルコールの濃度が違います。消毒効果も考えると濃度70%や80%程度が望ましく、消毒用は最初から最適な濃度に作られています。

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